荒川豊蔵(1894-1985)は岐阜県多治見出身の陶芸家で、古志野を発見し現代に復興した立役者である。黄瀬戸、瀬戸黒の再現にも成功し、それらの功績で重要無形文化財保持者に指定され、1971年には文化勲章を受賞した。この作品でもその技術を駆使した典型的な作風を示している。北大路魯山人の星ヶ岡窯を手助けしたという経歴を彷佛させるモダンで豪放な造形感覚を認めることができる。六角堂を訪れた荒川が感動して当大学宛に寄贈されたものだという。
荒川豊蔵(1894-1985)は岐阜県多治見出身の陶芸家で、古志野を発見し現代に復興した立役者である。黄瀬戸、瀬戸黒の再現にも成功し、それらの功績で重要無形文化財保持者に指定され、1971年には文化勲章を受賞した。この作品でもその技術を駆使した典型的な作風を示している。北大路魯山人の星ヶ岡窯を手助けしたという経歴を彷佛させるモダンで豪放な造形感覚を認めることができる。六角堂を訪れた荒川が感動して当大学宛に寄贈されたものだという。