茨城大学五浦美術文化研究所は、2019年2月に天心記念館内をリニューアルし、「岡倉天心記念六角堂復興基金寄附者プレート(銘板)」を設置しました。
天心遺跡(旧天心邸・六角堂・長屋門)の管理者である茨城大学は、2011年3月11日の東日本大震災に伴う大津波により流失した六角堂(登録有形文化財)を復元するため、同年に「天心・六角堂復興プロジェクト」を発足し、「天心の想いを込めた創建当初の姿に復元する」という方針のもと再建に取り組みました。
再建にあたっては、「岡倉天心記念六角堂復興基金」を設立して国内外の方々にご支援を呼びかけるとともに、茨城県建築士協会の協力を仰ぎ、多彩な専門家たちと様々な角度から創建当時の六角堂の検証を行いました。多くの方のご支援とご協力を得て、2012年4月17日に竣工、4月28日に一般公開を迎えることができました。
当プロジェクトへのご支援に対する感謝のしるしとして、このたび、復興基金にご寄附いただいた方々を記念するプレートを作成しました。また、天心記念館もリニューアルしましたので、天心遺跡へお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
天心記念館内に設置した銘板(2019.2.6)
リニューアルした天心記念館の様子①
リニューアルした天心記念館の様子②
リニューアルした天心記念館の様子③